外壁塗装の種類別メリット＆デメリット！選び方のポイントもご紹介

外壁塗装は種類によってさまざまな効果があります。外壁塗装の役割は、家の外観をきれいに彩るだけではありません。塗装によって効果や費用が異なるのです。この記事では外壁塗装の種類と、そのメリットとデメリットをご紹介します。選び方のポイントも紹介しますので、外壁塗装を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

外壁塗装の種類とは？

外壁塗装では、以下12種類の塗料が使用されます。

上記種類によって耐用年数や効果、費用はさまざまです。今回の記事では、この中から主要な塗料の6種類を厳選してメリットとデメリットをご紹介します。

 

外壁塗装の種類別メリットとデメリット

外壁塗装の種類ごとの耐用年数やメリットとデメリットは一体どのようなものがあるのでしょうか。

アクリル樹脂塗料

アクリル塗料の耐用年数は5年程度といわれています。アクリル塗料は塗料の中でも最も低価格で施工できるのがメリットです。しかし、耐用年数が短いというデメリットがあり、頻繁な塗り替えが必要となります。また、透湿性が高いアクリル塗料は水分を苦手とする外壁材には向いていません。発色の良さを活かし、期間限定の建物などに利用されることがあります。

ウレタン樹脂塗料

ウレタン塗料の耐用年数は、7～10年程度といわれています。ウレタン塗料は、塗る外壁を選ばず、立地や環境次第では耐用年数が伸びるといったメリットがあります。費用面と機能面のバランスが良く外壁塗料に適していますが、シリコン塗料がスタンダードになってから、外壁塗装に使用されることが減ってしまいました。

シリコン樹脂塗料

シリコン塗料の耐用年数は10～13年程度といわれています。シリコン塗料は、多くの住宅で使用される最もスタンダードな外壁塗装です。耐用年数と費用のバランスに優れ、製品の種類が豊富であることもメリットです。しかし、固くなりやすくチョーキング（ひび割れ）が起こりやすいといったデメリットがあります。

ラジカル塗料

ラジカル塗料の耐用年数は、12～15年程度といわれています。費用はシリコン塗料と大差がなく、さらに耐用年数も高いことから近年人気が上昇している外劇塗料です。ラジカル塗料は、ほとんどのものが雨によって汚れを落とす、低汚染機能をそなえているといったメリットがあります。しかしラジカル塗料は比較的新しい塗料のため、施工実績が少ないことなどがデメリットです。

ナノテクノロジー塗料

ナノテクノロジー塗料の耐用年数は、12～15年程度といわれています。ナノテクノロジー塗料は、ラジカル塗料と同様の低汚染機能が備わっていることもメリットです。ナノテクノロジー塗料はフッ素のものが登場してから値段を抑えて施工できるようになりました。ナノテクノロジー塗料と組み合わせることでさらに高い低汚染機能を実現できます。艶なしマットしか選べない、再度が低いものしか選べないといった点がデメリットと言えます。

無機系ハイブリッド塗料

無機系ハイブリッド塗料の耐用年数は、15～20年程度といわれています。耐用年数が非常に高いことがメリットで、公共の建物などに多く使用される塗料です。無機系ハイブリッドと塗料は、国土交通省のシステム（NETIS）に登録されています。しかし耐用年数が長すぎるため、メンテナンスのしづらさがデメリットです。施工費用も高く、メンテナンスが難しいためトータルコストも高くなってしまうといった可能性があります。

 

外壁塗装の選び方のポイント

外壁塗装の選び方のポイントは以下の通りです。

• メンテナンス性や耐久性を考慮して選ぶ
• 家の建材や環境に合った塗料を選ぶ
• 施工業者の信頼性や技術力を確認する

外壁塗装の種類によって、メンテナンス性や耐用年数が違うことをご説明しました。一戸建ての外壁塗装は、定期的なメンテナンスが必要であるため、耐用年数が高すぎるものはおすすめできません。耐用年数が10～15年程度のものが一戸建ての外壁塗装に適しています。

また、家の建材や環境に合わせた塗料を選ぶことも重要です。耐用年数はおおよその目安であり、雨や雪の多い地域、海の近くなど環境により変わってきます。外壁塗装を塗り替える際は、プロに相談し適切な塗料を一緒に選んでもらうことも重要です。技術力があり信頼できる施工業者をみつけることが、外壁塗装で失敗しない一番の方法になります。

 

まとめ