屋根塗装を自分でする!基本的な手順とよくある問題について解説

屋根塗装を自分でする!基本的な手順とよくある問題について解説
最近では、自分で屋根塗装をする方もいます。必要な道具や塗料を買い、やり方を調べておけば、1人でやり遂げてしまうこともたしかに可能です。その最大の魅力は、業者に依頼するよりもはるかに少ない予算でできることでしょう。しかし経験のほぼない方が屋根塗装をすることには、さまざまなリスクがあることも確かです。今回は、ご自分で屋根塗装をする場合に必要なものと基礎的な手順についてまとめました。予想される問題についても解説したので、今後のご参考になさってください。

屋根塗装は自分でできるのか?

屋根塗装はご自分でもできます。塗料などはホームセンターなどで購入するといいでしょう。ご自分で作業をすれば、業者へ依頼する場合に比べて、人件費などの費用をカットできます。また好きな箇所に好きな塗料を塗れるため、お好みに合わせた模様を屋根に自由に描くことも可能です。

 

自分でする屋根塗装の基本的なやり方

ご自分で屋根塗装をするときに必要なものと、簡単な手順をご説明します。

準備するもの

まず塗装用の刷毛かローラーを用意しましょう。塗料を入れるためのトレイも必要です。また下塗り用、中塗り用、上塗り用の塗料を準備します。中塗り用と上塗り用の塗料は同じものを使うので、購入する塗料は2種類です。最近は下塗り不要の上塗り塗料も販売されていますが、耐久性を考えると、必ず2種類の塗料を使いましょう。

次に、塗料の塗布前に屋根表面をきれいで滑らかな状態にするため、ヤスリやワイヤーブラシなどが必要です。屋根を洗い流すための高圧洗浄機も、できれば用意します。塗料が不必要な箇所に飛び散るのを防ぐために、養生シートやマスキングテープ、メッシュシートなども準備しておきましょう。

作業の安全性を確保するため、ゴーグルやヘルメット、軍手、マスクなどを必要に応じて用意します。安全帯や命綱もあるとより安心でしょう。また、作業用の足場も必要です。足場は屋根に登るためだけに使うわけではありません。屋根の端付近で作業をするときの手すりになったり、養生シートを固定したりする場合にも足場は使われます。レンタルもできるので、足場はかならず準備するようにしましょう。

屋根塗装の手順

最初に足場を組みます。これは有資格者の人にしかできないので、足場を組む作業だけは、業者へ依頼しましょう。家の周囲にある、塗料や水がかかったら困る場所には、この段階でシートをかけておきます。

屋根表面の掃除をします。目的は汚れを落とすことだけでなく、まだ残っている古い塗料も剥がすことです。新しい塗装の仕上がりに関わる大切な作業なので、この掃除は念入りに行います。ワイヤーブラシやヤスリで古い塗料やサビを落とし、高圧洗浄機を使って丁寧に汚れと埃を流しましょう。もし屋根に破損しているところを見つけたら、この段階で補修をしておきます。

次はいよいよ塗装です。刷毛やローラーを使い、下塗り、中塗り、上塗りの順で塗料を塗り重ねます。前に塗布した塗料が十分に乾いてから次のものを塗ります。そのためそれぞれの工程の後、数日間あけることがポイントです。

 

屋根塗装を自分でするときによくある問題

費用が抑えられることは嬉しい反面、自分で屋根塗装をすると、ある種のトラブルがよくおこることも事実です。その代表的なものをご紹介します。

工期が長くなる

ご自分だけで屋根塗装をする場合、専門業者が数人がかりで行う作業量を、たった1人ですることになります。そのため屋根塗装の工期がかなり長くなるのは避けられません。屋根の大きさによっても変わりますが、業者はおよそ2週間で屋根塗装を完了させます。ご自分でそれを行う場合、1日に3時間作業をしても、約3か月の工期は必要でしょう。梅雨などで作業のできない日が増えたり、塗料の乾きが遅くなったりすると、作業期間はさらに長くなります。

隣人とトラブルがおきることもある

家同士が隣接していると、屋根塗装のせいで隣家とトラブルになることもあります。塗料が隣の外壁や車に飛び散ったり、塗料のにおいが流れていったりすることが、その代表的な原因です。

業者はシートの張り方に慣れているため、塗料を隣家にまで飛び散らせることはほぼありません。また短期間で作業を終えるので、塗料のにおいへの不快感を、業者は最低限に抑えることもできます。こうした違いが、ご自分で屋根塗装をする場合には、苦情の多さにつながってしまいます。

結果的に費用が高くなる

ご自分で屋根塗装をする最大のメリットは、少ない費用でできることです。しかしそれで耐久力の低いものになってしまった場合、早い時期に屋根塗装をやり直すことになり、かえって高くつくことがあります。これでは節約した意味がありません。また結局、専門業者へ依頼することになったら、全体での費用は当初の計画よりもかなり高くなってしまうでしょう。

 

まとめ

ホームセンターなどで必要な道具や塗料が購入できるため、ご自分でも屋根塗装ができるようになりました。ご自分ですれば塗装の自由度が高いうえ、専門業者に依頼する場合よりも、はるかに少ない費用で屋根塗装ができます。しかしDIYの屋根塗装では、いくつかの深刻な問題がおこり得ることは確かです。とくに費用面に関しては、ご自分ですることがかならずしも節約にはならないことは覚えておくべきでしょう。

東京都東村山市にある「株式会社東洋建匠」では、外壁塗装、防水工事やリフォームなどの業務を行っています。お客様第一主義をポリシーとし、安心かつ安全な施工で、東京都の幅広いエリアでみなさまのご家庭で施工を行ってきました。アフターフォローも万全で、工事後の10年間保障をつけています。屋根塗装をはじめ、住まいに関するお悩みのある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

 

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